米について考える

今回の「商売上手を科学する」は「米」をテーマに取り上げる。
米が今、どんな売り方をされていて、どんな人が買っているのかについて取り上げ、無洗米の支持者をトピックとして「簡便」や「小容量」といった消費者のニーズに対する小売の売り場のあり方について科学する。

"米について考える" table of contents

  1. 米について考える
  2. 米の販売形態におけるふたつの流れ
  3. シニアの無洗米への支持は何故低い?

米を洗うことを知らないのが当たり前?になる日がやってくる

知人から聞いた話である。ご近所の方が集まって、納涼大会の打ち合わせをしていた時のことだ。お米を研いで持参することを確認していた際、60代のある男性から、米を研ぐとはどういう意味か教えてくれとの声が上がったそうだ。集まっていた人たちは一瞬、何のことか理解できなかったらしい。米を研くことの意味を知らない人がいることを、俄かには想像できなかったからだろう。たとえ自分で研いだことがないにしても、だ。まして質問者が60代であれば尚更である。確かにそんなことを質問する大人がいることには驚きだが、しかし近い将来、このような男性が、大多数となる日がくるかも知れないのだ。家庭で米を研ぐという習慣がなくなる可能性が、あながち否定できないためである。そのことを予想させるような顧客データもあるが、分析の前に、食品スーパーで販売されている米が今、どんな売り方をされているのかをまず押さえておきたい。

"米について考える" table of contents

  1. 米について考える
  2. 米の販売形態におけるふたつの流れ
  3. シニアの無洗米への支持は何故低い?