【20代~40代男性のメンズコスメ利用に関する調査】についてプレスリリースを配信しました
20代~40代男性のメンズコスメ利用に関するアンケート調査を実施しました。
調査リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000126910.html
調査背景
コロナ禍後の身だしなみへの意識の高まりや、男性韓流アイドルの影響などもあり、年々メンズコスメの市場が拡大しています。メンズコスメの需要の高まりを受け、クリスマスシーズンを前にメンズのクリスマスコフレについて市場動向を探るために調査を実施しました。
調査結果概要
①40.3%がメンズコスメに興味を持っている
②最も使われているのは「フェイススキンケア用品」
③メンズメイクへの印象は肯定派30%、否定派30%とはっきり二分される
④「肌トラブルのケア」を目的にメンズコスメを使う人が64.3%
⑤クリスマスコフレの購入経験は8.9%に留まる
⑥4人に1人が今年のクリスマスコフレを欲しいと回答
40.3%がメンズコスメに興味を持っている
メンズコスメへの興味について聞いたところ、「非常に興味がある」が15.0%、「少し興味がある」が25.3%と全体の40.3%が興味を持っているということが分かりました。
また、年代別に興味関心の度合いをみると、20代、30代は40代と比較すると興味を持っている人の割合が高いという結果になりました。
最も使われているのは「フェイススキンケア用品」
現在使っている/今後使ってみたいメンズコスメでは、最多回答はどちらも「フェイススキンケア」。しかし、店頭やTVCMでの賑わいに反して、30%台に留まる結果に。さらに今後の利用意向は現在を下回っています。化粧品や乳液を1つにしたオールインワン商品が数多く販売されていることからも、本音ではフェイススキンケアを面倒に感じている人も多いのではないでしょうか。一方で、その他のアイテムは今後の利用意向が上回っており、「ボディケア」は+6.7pt、「フレグランス」は+5.6pt。現在「ボディケア」や「フレグランス」を利用しておらず、今後取り組みたい人の約半数は「フェイススキンケア」を行っていました。対人関係を考慮してスキンケアに取り組んでいる層は、”見えないケア”という新たなステージに向かっているようです。
メンズメイクへの印象は肯定派30%、否定派30%とはっきり二分される
また、メイクアップの利用は10%ほどにとどまっておりましたが、メンズメイクへの印象は、約30%の人が肯定派という結果になりました。自分でやらないにせよ、メイクを肯定的に捉えている人も一定数存在しています。対して、中立派が約40%、否定派が30%と、メンズメイクに対する意見は均衡している様です。
年代ごとの違いをみると、SNSなどでメンズメイクの情報に触れる機会が多いであろう若い世代ほど「特に何とも思わない」の割合は少なくなっていました。20代は肯定派も多い一方で、否定派も3世代の中では最多。メイクをしている人の有様や良し悪しに関する情報を見聞きしているからこそ、自分の意見をしっかりと持つ人が多いのでしょう。
「肌トラブルのケア」を目的にメンズコスメを使う人が64.3%
メンズコスメを使っている人に限定して利用する目的を聞いたところ、「肌トラブルのケア」が64.3%と圧倒的多数。次点の「女性にモテたい」や「職場やイベントでの見た目を気にして」という自身に磨きをかける用途での回答は約3割前後に留まっており、現状メンズメイクはマイナス要素を取り除くことが主たる目的のようです。今後、メンズメイクが浸透していくためには、このような社交場でのポジティブな面を生活者に理解してもらうことが重要なカギとなるかもしれません。
クリスマスコフレの購入経験は8.9%に留まる
メンズクリスマスコフレの購入経験については、91.1%が購入経験が無く、毎年購入している人も4.2%に留まり、未だ浸透していないという結果になりました。しかし、購入経験が無い人の中には「購入しないが貰ったことはある」という人も一定数おり、プレゼントとしての需要はあると言えそうです。
また、年代別にみてみると、特に若い世代になるほど購入経験、購入検討の割合が高くなる傾向がありました。
4人に1人が今年のクリスマスコフレを欲しいと回答
クリスマスコフレを今年欲しいかという質問には、4人に1人にあたる24.4%が「はい」と回答。購入経験がないという人が多かった反面、今年手にしたいというニーズはあり、徐々にメンズ用のクリスマスコフレのニーズも高まっていることが伺えます。ここまでの結果から、男性がコスメを楽しむという文化はまだ浸透途中であり、肌トラブルケアなどの需要が中心と言えます。しかし、社交に係る要素として、ファッションなどと同等の立ち位置が確立されれば、コスメ、ひいてはクリスマスコフレに対する関心も高まるのではないでしょうか。男性パートナーへクリスマスコフレを渡す際には、自己表現をサポートするアイテムであると丁寧に語ることで思いが伝わるのではないでしょうか。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
地域:全国
調査方法:QIQUMOによるアンケート調査
調査人数:20代~40代男性 360人
調査時期:2024年11月
※本リリースの調査結果や分析をご掲載いただく際には「データコム株式会社 調べ」とご記載ください。