リテールテックJAPAN 2025 出展レポート

国内最大級の流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN 2025」が、2025年3月4日(火)〜7日(金)の4日間にわたって東京ビッグサイトで開催されました。
データコムは今回も出展し、「データ活用のお困りごと、お任せください!」をテーマに、小売業の現場課題に寄り添った各種システムの紹介や、初の試みとなるミニセミナーを実施。多くのご来場者の皆さまに、データ活用による業務改善のヒントをお届けしました。この記事では、ブースの展示内容とセミナーの様子をレポートします。

「データ活用のお困りごと、お任せください!」を掲げた展示内容

今回の展示では、「データ活用のお困りごと、お任せください!」をキャッチコピーに、データコムの各種ソリューションをご紹介しました。
当社のシステムは、単なるデータ分析にとどまらず、小売業の現場での実践に重点を置いています。他社では扱いが難しい多様なデータを一元的に集約・分析できる独自設計により、売上向上や業務効率化を強力にサポートします。
ブースでは、販促施策の効果検証や業務DXを検討中の来場者に向け、導入事例や活用ノウハウを交えた展示を実施。実際に業務負荷を軽減し、利益拡大に寄与したケースをご紹介することで、多くの方に「明日から実践できるデータ活用」の可能性を感じていただきました。

惣菜部門のDXを推進する「D-PLAN」


注目を集めた展示のひとつが、デリカ業務支援システム「D-PLAN」です。

近年、DXの推進が求められている惣菜部門において、D-PLANは製造計画から原料発注、作業指示までを一括管理できるシステムとして高い評価をいただきました。
主な特長は以下の3点です。

  • 独自のマスタ構造:基幹システムの商品マスタと連携しながら、材料・レシピマスタを独自構築することで、商品開発から発注・製造までを一元管理。
  • 母子店運用への対応:母店での製造・配送を標準機能として実装し、子店は陳列業務に専念できる設計により、現場の負担を軽減。
  • 高精度な製造計画:カテゴリ別にロス率を設定し、売上見込みにロスを加味することで、精度の高い製造計画を実現。

D-PLANの導入により、業務時間の短縮と製造コストの最適化を同時に図ることが可能となります。

▼D-PLANの詳細、お問い合わせはこちらから▼

デリカ発注支援システム

「d@Journal」で売上分析をより身近に

もうひとつの注目システムが、スマートフォンで売上状況を確認できる「d@Journal」です。
今回の展示では、2025年2月にアップデートされた新オプションもお披露目しました。

d@Journalは、売上のサマリーをAIがテキストで自動表示する機能や、異常値を検知するアラート機能などを搭載。スマートデバイスから即座に売場の状況を把握できるため、店舗の「気づき」を促すツールとして活用いただけます。

主な活用シーンは以下の通りです。

  • 売場での売上確認:手元で売上を確認できるため、商品補充や発注といったアクションにつなげやすくなります。
  • スマートデバイスの活用拡大:発注用端末としてのみ利用していたスマートデバイスに分析機能を追加することで、現場の生産性を向上させます。

さらに今回の展示では、新機能として「売上予測ダッシュボード機能」を搭載したKPI管理ツールも紹介しました。
スマートフォンで自店舗の目標進捗やKPI(売上、来客数など)を簡単に確認できるため、現場での行動変化を促す仕組みとして注目されています。

▼d@Journalの詳細、お問い合わせはこちらから▼

スマホ分析ツール

小売業の課題に応えるミニセミナーを開催

今回初の試みとして、ブース内でミニセミナーを開催。小売業のデータ活用にまつわる5つのテーマについて、カスタマーサクセス室のメンバーが登壇しました。
テーマは以下の通りです。

  • チラシの効果検証と販促のPDCA
  • 従業員満足と生産性向上の両立
  • 顧客視点のマーチャンダイジング
  • 顧客解像度を高めるデータ活用
  • 管理会計データによる収益性の改善

いずれのセッションも、データを現場でどう活かすかに焦点を当てた内容で、成功事例や具体的なノウハウを交えながらお伝えしました。
今後の店舗運営や経営改善に活かせる、データ活用の“次の一歩”を考えるきっかけとしてご好評いただきました。

まとめ

今回の展示では、「データ活用をどう現場に落とし込むか」という小売業のリアルな課題に向き合い、具体的な仕組みや活用事例を多数ご紹介しました。惣菜部門の製造効率を高める「D-PLAN」や、スマートデバイスで手軽に売上分析ができる「d@Journal」は、現場の課題をデータで解決する手段として、多くの方に興味を持っていただきました。
また、初開催となったミニセミナーも好評を博し、ご来場者の皆さまにとって実務に直結する学びの場となったことを実感しています。今後もデータコムは、現場で“使える”データ活用を軸に、小売業の皆さまの課題解決を支援してまいります。

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