グラフに蝶が舞えば全年代からの支持がある証?

幅広い年代の支持を得るには商品の年代別支持率のバランスが重要になってきます。
年代別支持率を図表化した時に見られるバタフライ型グラフは何を表すのか。
今回の記事では特定の年代に偏ることなく、多くの顧客に商品を訴求する為のポイントを解説していきます。

本ブログは続編となりますので、vol.1とvol.2の記事を閲覧前の方は下記バナーをクリックしてご覧ください。

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年代別支持率の3つの顔

年代別支持率のグラフは右肩上がり、左肩上がり、放物線を描くパターンの大きく3つに分けることが出来ます。

3つのパターンに傾向が似たものも含めて、順番に若い世代の支持型、シニア世代の支持型、
子育て世代含むファミリー世代の支持型とグラフの形から読み取ることが出来ます。

とりわけメーカーにとって、自社の商品を分類した際にこの3つのパターンが均等に近い割合であることは、
特定の年代層に偏ったラインナップになっていない事を裏付ける指標になります。

図表① 年代別支持率のパターン例

 

幅広い年代からの支持を表すバタフライ型グラフ

3つのパターンが均等になっている状態をグラフ化すると、蝶が羽を広げたような形になります。
このバタフライ型の各折れ線グラフの平均値を取って1本のグラフにしてみると、水平に近い線になり、
年代別の格差が小さいことがより明確に分かります。

その典型的な事例が見られるのが日配食品のカテゴリーです。
とりわけ年代による偏りが小さいと思われる白物を含む図表②のような商品が一例です。

牛乳、卵、納豆、豆腐のような商品には、
各年代の支持型である3つのパターンの商品が複数ある結果バタフライ型のグラフになっています。
さらにその平均値を見ると、水平に近い線が出来ており、各年代の差が小さいことが分かります。

人口減の時代に突入した今、戦略的もしくは商品の特性上、特定の年代に重点を置くものを除き、
なるべく購買者の間口を広げた方が有利になります。

そのことを考えると、このバタフライ型のグラフはますます重要になると言えるのではないでしょうか。

図表② 年代別支持率 単位(%) 左:納豆 右:豆腐

 

購買者層拡大の鍵

自社の商品を図表化した際に、もし偏りが顕著であれば、真逆の傾向を示す商品に着目することで、
その偏りを是正するヒントにつながる可能性があります。

そのようなことからも小売りではカテゴリー毎に、メーカーでは商品グループ毎に年代別支持率を確認し、
各年代層毎の支持率の高低を抑えておく必要があると言えます。

単純に年代というひとつのキーに限定した話でしたが、たかが年代と侮らず確認することが重要です。

 

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データアナリスト紹介

清原和明
1981年ダイエー入社。95年西明石店店長、98年九州SM営業本部北福岡ゾーンマネジャー、99年九州SM営業本部エリアマネジャー、2001年営業企画本部FSP推進部長、05年近畿販売本部営業部長に就任。08年消費経済研究所に出向し、常務取締役マーケティング担当就任。その後、ダイエー関東営業本部営業部長を経て、12年データコム分析推進室室長就任

 

こちらの記事は、食品商業10月号に掲載されています。

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本記事は、スーパーマーケット専門情報誌「食品商業」にて弊社分析推進室の清原和明が連載しているものであり、株式会社アール・アイ・シー社の承認の上掲載しています。

出典:食品商業2023年10月号「200万人の顧客データが語る「こうすればもっと売れる!」第30回」